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HBVマーカーが測定された政府機関に勤務する歯科関係者693人(歯科医114人,その他は治療士,ナース,学生,助手など)のうち,369(53.2%)はワクチンを接種していた(60は1doses,68は2doses,241は3doses)。ワクチンは抗HBsだけを産生するので抗HBcまたはHBsAgの保有率測定には影響しない。
歯科医のHBsAg陽性率(11.4%)は一般(4.2%)およびその他の歯科関係者(2.8%)より有意に高く,また抗HBc保有率(45.6%)も一般(29.7%),およびその他の歯科関係者(25.7%)より有意に高かった。ワクチン非接種者と接種者群でHBsAg(6.5%と2.7%)および抗HBc保有率(42%と16.6%)は有意に差があり,ワクチンの有用性が示された。
(ENB,XIV,bX,1988)
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