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米国のインフルエンザ対策は,国,州,地域衛生当局およびprivate sector providerがかわり,1979/80シーズン以来,公的活動は原則として州と地域衛生当局があたっている。
1986/87シーズンには予防接種プロジェクトが増加,36地域が2,179,485dosesのワクチンを購入した。これは前年と比べプロジェクト数で80%,購入dosesで27%の増加である。
対象は,心臓・腎疾患,代謝異常,高度貧血,免疫異常,慢性病施設,ハイリスク者の医療担当者や家庭内接触者などである。流行年にはインフルエンザによる5万人以上の超過死亡が報告され,ワクチンはこれを低下させるのに有効とみられる。現在ハイリスク者の20%のみがワクチンを受けている状況なので,CDCは接種率上昇のためにワクチン効果の評価プログラムに予算をつけた。さらに他のワクチン(Pneumococcal,破傷風/ジフテリア,MMR,B型肝炎)と同様,ハイリスク者へのインフルエンザワクチンの接種を推奨している。
(CDC,MMWR,37,46,1988)
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