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Vol.10 (1989/2[108])

<外国情報>
インフルエンザ−世界


11月初めインフルエンザの活動は南半球から北半球へシフトした。

ヨーロッパでは集発は大部分A(H11)によるもので,ウイルス分離はフランス,イタリア,スイス,オランダ,英国,フィンランド,ノルウェーで報告,A(H32)は集発がスイス,ノルウェー,オランダで,散発例はフランス,西独,スエーデン,フィンランド,ハンガリー,ルーマニアで,B型は少数ハンガリーで検出。

アジアでは中国が去年より低調で,17株中11がA(H11),2がA(H32),4がB。ホンコン,シンガポールはB型。

米大陸およびオセアニアはA(H11)が9月にトリニダード,カナダ11〜12月。B型は1株づつ。米国は14州からB型。A(H32)およびA(H11)は少ない。

(WHO,WER,63,52,1988

WHO,WER,64,Nos.1〜3,1989

CDR,88/48,1988

CDC,MMWR,37,Nos.50〜52,1988)






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