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Vol.10 (1989/8[114])

<外国情報>
ランブル鞭毛虫症の集発−米国,ニューメキシコ


1988年4月,教会の青年隊で集発した。このグループは週一回教会で親たちが作る食事をとっていた。148人のインタビューで22人が患者とみなされた。発症は3月3日〜30日,有症期間は1〜32日(中間値20日),3月2日の摂食者180人中21人(19%)が患者(非摂食対照は1/40人),報告された臨床症状は疲労,下痢,腹痛,体重減少など。検便した14人中10人がGiardia cysts陽性。細菌感染は否定。

3月2日の食事はタコスで,材料中,レタス,玉ネギ,紅茶/コーヒーの摂取が最も関連した。飲用水および調理者からの汚染は否定された。

過去に食品関連giardiasis報告は,缶詰鮭とヌードルサラダの2例のみで,いずれも素手でまぜた時汚染した。未処理地表水による集発はよく報告される。ヒト−ヒト感染も託児所などで多い。

(CDC,MMWR,38,23,1989)






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