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Vol.11 (1990/2[120])

<外国情報>
髄膜炎菌性髄膜炎−ケニア,タンザニア


 ケニア・ナイロビ,北タンザニアにおいて髄膜炎菌性髄膜炎の流行がおこっている。これはNeisseria meningitidis A群によるもので,ナイロビでは1989年4〜10月までに約4,000例が報告されており,267/100,000の発病率になる。北タンザニアでは,1989年7月〜11月までに1,249例の報告があり,172/100,000の発病率である。ナイロビではワクチン接種が行われており,両地域において疾病の発症報告数は減少してきているようである。旅行者の間での発病は報告されていない。CDCではケニア,タンザニアへの旅行者は,A群髄膜炎菌ワクチンを接種することをすすめている。このワクチンの防御効果は,3歳以上のヒトでは少なくとも1年間は80〜95%である。

(CDC Advisory Memorandum No.96)






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