Vol.11 (1990/2[120])
英国では最近,S.dublinの分離率が増加している。1989年には97株が広範な地域から分離された。S.dublinによる感染は敗血症をおこしやすいが,11株が血液から,6株が傷口や膿瘍部位から得られた。17の散発事例のうち7例において,非殺菌牛乳からつくられたチーズを食べており,疾病とチーズ摂取との間に有意の相関がみられた。5例において実際にチーズからS.dublinが分離されている。 (CDR,89/49,1989)