Vol.11 (1990/3[121])
敗血症は米国の死因の中で第13位にあたるが,最近増加傾向にある。1979〜1987年の間に139%に増加している。年齢分布では,特に65歳以上の人で162%の増加である。その原因としていくつか考えられるが,医療技術の高度化による免疫機能低下患者の延命のための感染リスクの増加:カテーテル等の挿入器具使用による感染,さらにHIV等の免疫不全をおこす疾患による感染の機会の増加等があげられている。 (CDC,MMWR,39,No.2,1990)