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Vol.11 (1990/3[121])

<外国情報>
A群β−溶血性レンサ球菌感染症−米国


 コロラド州デンバーで1989年1〜8月までに,A群β−溶血性レンサ球菌による感染が19名報告された。年齢は3週から96歳までの幅広い分布であった。12名は敗血症型を示していた。そのうち9名が死亡した。分離株の8株についてCDCで型別が行なわれ,M型1,T型1:3株,M型3,T型3/13:3株,残り2株は型別不能であった。米国では,この半世紀の間,A群溶レン菌による重症な感染は減少してきていたが,1985年頃から再び浮上してきている。1986年にはリューマチ熱の多発が,1987年以降は,重症のstreptococcal toxic-shock-like syndromeが問題となってきている。

(CDC,MMWR,39,No.1,1990)






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