Vol.11 (1990/3[121])
英国では1989年12月中に髄膜炎菌の分離が204例報告されている。突然の流行の兆しを警告している。64%がB群,31%がC群に属していた。B群の中では,血清型4,15,型別不能のものが多く,C群の中では2a,2bが主であるが,ひとつの血清型に偏っているということはなかった。患者の年齢分布では,0〜4歳,15〜24歳が高い傾向にあった。今後数ヵ月の監視が喚起されている。 (CDR,90/01,1990)