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Vol.11 (1990/4[122])

<外国情報>
食料雑貨品店の加湿機によるレジオネラ症−米国


 1989年10〜11月,ルイジアナで入院者33名のレジオネラ症を確認。患者は36〜88歳(中間値64歳),25名が女性。2死亡例の肺組織の直接FAでL.pneumophila血清型1(Lp1),monoclonal subtype1,2,5,6を検出した。患者・対照研究で,発病10日前にA店で30分以上買物をし,超音波加湿機の近くの品を選んだことが関連した。従業員(中間年齢23.5歳)に感染者はいなかった。加湿機の貯水器の水からLp1が分離され,また,貯水器にLp1を入れたテストで,吸入しうるdroplets(<5μm)の生成とこれからのLp1の分離が確認された。超音波型を使用している店は10%以下で,一般に使われている直接ノズルで霧を作る方式では吸入されにくい大きいdropletsができる。FDAのガイドラインに従って水抜きと定期的清掃を行うよう勧告された。

(CDC,MMWR,39,No.7,1990)






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