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Vol.11 (1990/6[124])

<外国情報>
耐性淋菌 1988/89−米国


 CDCでは1986年以降GISP(Gonococcal Isolate Surveillance Project)で薬剤耐性淋菌の動向を調べているが,1988および1989年には21の診療所から9,309の分離が報告された。分離株の感受性試験の結果,PPNGの分離率は1988年は3.2%,1989年は7.4%であった。1988年から1989年にかけて有意(p<0.05)に増加したのは7診療所で,他の14診療所では大きな変化はみられなかった。

 TRNGの分離率は1988年は4.0%,1989年4.9%で,東部および東南部の4診療所で有意な増加がみられた。PPNG/TRNGの分離率は1988年は0.3%,1989年は0.9%であった。ただし,フィラデルフィアでは高率に分離され,1988年は全分離株の4.2%,1989年は9.7%を占めた。

(CDC,MMWR,39,No.17,1990)






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