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カリフォルニアでは1988年5月からエロモナスのサーベイを行っているが,1989年4月末までの1年間に219人の患者から225株のAeromonas分離の報告があった。225株中創傷部位から分離されたのは19(8.4%)であった。その他178(79.1%)は便から,11(4.9%)は血液から,17(7.6%)はその他の部位から分離された。菌型はA.caviae2株とA.sobria2株が便から,後者の1株が膣から分離された他は,A.hydrophilaあるいはAeromonas spp.であった。エロモナス創傷感染の発生率は0.7/100万,30〜39歳の男性に高率に発生した。なお,創傷感染19例中13例が戸外活動による外傷であった。
(CDC,MMWR,39,No.20,1990)
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