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3型混合経口ポリオワクチンについて,凍結融解が力価に与える影響を測定した。5製造所の20doseバイアル(4ロットは1MMgCl2,1ロットは53%庶糖を安定剤として含有)について,冷凍槽−25℃,融解槽+25℃,1サイクル約5.5時間で凍結融解を繰り返した後,3倍階段希釈,HEp−2マイクロプレート,1希釈あたり12穴を用いてTCID50を測定した。ワクチンは−25℃で直ちに過冷却(−8℃〜−16℃)となるが,凍結点は−6.6℃〜−8.1℃,溶融開始温度は−11℃〜−8.9℃,溶融終了温度は−3.4℃〜−2.7℃,過冷却温度中の撹拌の効果は一定せず。凍結融解10,90,180回後ウイルス力価の低下は全くみられなかった。ただし本試験はすべてワクチンが+2.1℃を越えない温度での成績である。
(WHO,WER,65.No.27,1990)
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