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1989年中に30州とコロンビア地区から94例が報告された。このうち22例が血清学的またはウイルス学的にデング熱と確認された。56例は血清学的に陰性,16例は回復期血清が得られないため確認できなかった。4例でウイルス分離によって血清型が同定された。確定22例中旅行先が報告された21例中11がカリブ諸島,5がオセアニア,2が南米,さらにアフリカ,アジア,メキシコ各1であった。1例がSt.Croix,米領バージン諸島から帰国24時間以内に肺炎で死亡した。上記以外に,9月にSt.Croixを襲った台風の救援活動参加者から9例の検査室確認例が発生した。最近最も大きいデング熱流行は1989〜90年ベネズエラにおけるもので,3,000人以上の患者と74死亡例がでている。
(CDC,MMWR,39,No.41,1990)
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