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Vol.11 (1990/12[130])

<外国情報>
定点一般医のHIVテスト実施状況―フランス


 フランスでは1987年以降,モニタリングを行っている。約500の定点医におけるHIV検査数は増加中で,1989年は1人週あたり0.23例,全フランスに概算すると年間約61万例となる。ルチーンの試験(妊婦検診など)が増加して全検査数の57.2%を占め,この群の抗体陽性率は0.2%となった。これに対し,診断的検査の陽性率は8.7%である。ハイリスク群に属さないルチーン検査(特に女性)が増加したため,一般医から提出される検体全体の陽性率は低下し,1989年は2.4%(1987年は5.2%,1988年は4.1%)である。

(WHO,WER,65,No.45,1990)






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