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Vol.11 (1990/12[130])

<外国情報>
マラリア対策におけるエイズ伝播のリスク―WHO


 WHOの推定によれば,陽性血液で汚染した針を刺した場合のHIV感染のリスクは0.13〜0.5%,B型肝炎の場合は6〜30%である。マラリアプログラムでは検査のため採血を行うので,WHOは,指からの毛細管採血の刃はディスポーザブルとすること,血液塗抹フィルムの取り扱い等について従事者に理論的リスクを周知させることなど,プログラム担当者の責任においてHIV感染に対する配慮を徹底させること,特に数人の指刺の血液を同じ綿で拭う習慣を改めるよう警告している。

(WHO,WER,65,No.45,1990)






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