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Vol.12 (1991/1[131])

<外国情報>
ブルセラ症−英国


イングランドおよびウェールズでは1989年に17例のブルセラ症の報告があった。13例は血清診断で,4例は血液からの菌分離で診断された。分離菌はすべてB. Melitensisであったが,血清診断ではB. abortusまたはBrucella sp.ど同定された。血清診断の4例と菌分離の4例が海外由来,残りの9例が国内感染事例であった。海外罹患者は西インド諸島,アフリカ,イラク,イエメン,トルコ等で,生乳あるいは山羊のチーズを喫食したケースが多かった。英国内での感染者には獣医,農夫あるいは山羊と接触した人が含まれている。なお,英国のブルセラ症報告数は1984年21,85年16,86年30,87年17,88年30であった。

(CDR,90/46,1,1990)






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