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Vol.12 (1991/2[132])

<外国情報>
供血者のHTLV−Tスクリーニング,1989−米国


1988年12月以降13ヵ月間の赤十字(ARC)と血液センター(CCBC)の検査結果(全米の3/4を占める)のまとめである。この期間中,ARCでは6.4百万,CCBCでは2.8百万単位の血液を検査し,EIA繰り返し陽性はそれぞれ4,225(0.066%)と5,005(0.18%),このうちWBまたはラジオイムノ沈降反応による確認試験陽性例はそれぞれ0.014%(EIA陽性の21%)および0.021%(12%)であった。血清反応はHTLV−TとUを区別できないが,HTLV−Uは病気と関連しないのでこれを識別することは意味がある。末梢血単核球のPCR法がなされた血清反応陽性136例中HTLV−T陽性は54(41%),HTLV−U陽性は57(42%),両ウイルス陽性は3(2%),20(15%)はPCR陰性だった。無症状感染では10万あたり1細胞しか感染していないから,これは感度の問題とみられる。さらにペプタイドアッセイを検討中である。

(CDC,MMWR,39,No.50,915,1990)






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