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1990年に過去最高数の1,733例(死亡3)が報告された。86例(5.0%)が輸入例,92.6%が血清学的に診断され,95.4%が入院した。1/3が初感染。3死亡例中血清学的に確認されたのは1例だけである。年齢では15〜24歳の感染率が最高(123.5/10万),男女比1.3:1,半数以上が共同住宅の住人であった。分離ウイルスは15株中2型が13,1型が1,4型が1。2型の1株は18歳男子死亡例の血液から分離された。蚊の家屋指数と患者発生はよく相関する。1969年にAedes発生状況のモニターと排除活動が開始され,蚊の家屋指数は当所の25%から1%前後になった。しかし患者発生では1986年(354),1987年(436),1989年(944)と流行が報告されている。これは低レベルのウイルス伝播が10年以上続いて集団免疫が低下したこと,および蚊の局地的増加によるとみられる。
(Singapore ENB,17,No.1,1,1991)
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