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Vol.12 (1991/4[134])

<外国情報>
ポリオ1987,1988,1989−世界


1988年5月,第41回WHO会議は2000年までの世界のポリオ撲滅を提言した。本報告は1990年10月までにEPIに基づいて収集された世界の発生数の最新版である。1990年の合計報告数は22,416,東南アジア63%,西太平洋地域23%,東地中海地域9%,アフリカ3%,米大陸とヨーロッパが各1%である。過去16年の発生数は1982年以降全体的に減少傾向にある(図1)。米大陸では1990年までに野生ポリオの撲滅が達成されそうである。他の地域ではポリオ撲滅運動の推進がEPI全体に好影響を及ぼし,すべてのワクチン接種率が上昇している。ポリオ撲滅のために最優先で必要なのは,迅速かつ完全な報告が遅滞なく収集されるサーベイランスシステムの活動である。

(WHO,WER,66,No.8&10,1991)



Reported incidence rates of poliomyelitis, by WHO Region, 1974-1989
Poliomyelitis in WHO Region, 1987-1989(報告が多い国を再掲)





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