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Vol.12 (1991/4[134])

<外国情報>
Reye症候群サーベイランス,1989−米国


米国では1976年12月にReye症候群(RS)サーベイランスが開始された。本報は1989RSサーべイランス年(1988年12月1日〜1989年11月20日)の要約である。1989年はインフルエンザB型が流行した。この年のRS報告25例は今までの最低数と同数,また,前回インフルエンザB型が流行した年の1/4である。19(76%)がRS症状前3週以内に前駆疾患があり(呼吸器疾患13,水痘3,呼吸器症状なしの下痢3),18(72%)の発症が1,2,3月(呼吸器疾患がピークとなる月)であった。19例が5歳以上。短期の経過が報告された24中10例が死亡した(死亡率42%)。米国ではRS報告が1980年以降極端に減少。これはアスピリンとの関連が明らかになった時期と一致する。CDCはRSがますます稀な疾患となったので関心の低下から報告を怠ることがないよう希望している。

(CDC,MMWR,40,No.5,88,1991)






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