|
1991年1月から4月19日までにAmish間の風疹集発として少なくとも8件,患者合計400以上が報告されている。発生は5州の10地域に及び,ワクチン未接種児と若年層が主である。1900年は,Amish間で推定171例が報告された。先天性風疹症候群(CRS)はAmishでなかったが,米国全体では16例と6疑似例が報告された。Amishは国内外の交流が盛んなので,この集団に風疹流行とCRS発生の危険性について警告する必要がある。過去5年にAmish集団で麻疹,百日せき等ワクチン対策のある疾病の流行がみられている。現在,Amishのワクチン接種率は低いが,衛生当局の中には努力すれば多くがワクチンを受け入れるだろうと報告しているところがある。
(CDC,MMWR,40,No.16,264,1991)
|