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1990年に輸入デング熱が疑われた報告が102例あった。血清学的またはウイルス学的確定診断例は24(22%),感染が疑われた者の55%は血清学的に陰性,23例は回復期血清が得られていないため未確定。2例のみウイルスが分離され,3型と1型だった。旅行歴のわかった確定例22は,オセアニア8,カリブ諸島6,アジア6,メキシコとペルー各1だった。最近のアメリカ大陸最大のデング熱流行は1990年ペルーの76,000例(1型と4型),デング出血熱の最大流行は1989〜90年ベネズエラの3,108例(死亡73)である。アメリカ大陸では1,2,4型が流行しているが,最近3型の輸入例がみられるので3型の再導入もありうるかもしれない。
(CDC,MMWR,40,No.30,519,1991)
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