|
健医感発第70号
平成3年10月11日
各(都道府県指定都市)衛生主管部(局)長殿
厚生省保健医療局疾病対策課 結核・感染症対策室長
つつが虫病の対策について
つつが虫病対策については,昭和58年2月5日衛情第4号厚生省公衆衛生局保健情報課長通知「つつが虫病の多発について」により実施しているところであるが,近年の患者発生状況は,昭和63年608名,平成元年754名,平成2年941名となっており,本年は8月末現在で320名(うち1名死亡)となっている。月別患者発生の傾向は,発生の大半が1月から4月までの間と10月から12月までの間であり,さらに,10月から12月間の発生数は年間患者数に対して,昭和63年が66.7パーセント,平成元年は79.5パーセント,平成2年は75.6パーセントとなっている。このような月別の患者発生状況からすれば,本年は全国の患者発生数が1,000人を越すことも予想されるため,都道府県,指定都市においては,なお一層上記通知の周知徹底を図り,医療機関等の連携を密にして,予防対策に取り組まれるよう願いたい。
なお,医療機関への協力方については,別添のとおり,日本医師会あて依頼を行っているので念のため申し添える。
健医感発第70号
平成3年10月11日
社団法人 日本医師会長 羽田春免殿
厚生省保健医療局疾病対策課 結核・感染症対策室長 堺 宣道
つつが虫病の対策について
近時,つつが虫病の全国患者数が多発している状況にあり,本年もまた,患者発生の多発の傾向にありますので,今般,都道府県,指定都市衛生主管部(局)長に対し,つつが虫病について別添のとおり通知したところであります。
つきましては,本対策の万全を期すうえで医療機関のご協力が不可欠でありますので,貴会会員への周知方よろしくお願い申し上げます。
つつが虫病患者等発生数推移
つつが虫病患者死者発生数(都道府県別)
|