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Vol.12 (1991/12[142])

<外国情報>
B型肝炎ワクチンの皮下接種を受けた公安関係者における不十分な抗体反応,1990〜91−米国


ワクチン諮問委員会はB型肝炎(HB)ワクチンの筋注(IM)投与を推奨している。公安局は1990年11月以降HBワクチン皮下(ID)接種を受けた公安関係集団で抗体上昇が不十分な例が少なくとも4件あったことを報告した。ID0.1ml3回接種後の感染防御レベルの抗体獲得はそれぞれ108/226(48%),30/62(48%),14/59(24%)および21/53(40%)であった。いずれもIDまたはIM(1.0ml/dose)による追加接種がなされた。接種ルートによる免疫効果の差はプラズマ由来HBワクチンではみられないがリコンビナントワクチンで認められている。ID接種はFDAが認可していないうえ,追加接種を要し費用の節減にならないので採用すべきでない。

(CDC,MMWR,40,No.33,359,1991)






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