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Vol.13 (1992/1[143])

<外国情報>
サルの輸入−米国


 CDCは1990年4月から3種のサル(カニクイサル,アフリカミドリサル,アカゲサル)の輸入を許可制とし,書類審査とfilovirusの検査結果の提出を要求することにした。1990年9月9日までに106群,9,287頭が検疫を終った。167(1.8%)が死亡,検疫8日以上で死んだ88頭中検査された80頭はすべてfilovirusの抗原検出またはウイルス分離陰性だった。filovirusの間接FAパネルで9,287ペア血清中121(1.3%)が輸入前感染(≧256)を示した。第1次検疫期間(31日)中に15頭(0.2%)が抗体上昇を示した。これらの属する12群(由来はインドネシア,モーリシャス,ミャンマー,フィリピン)の728頭が第2次検疫(31日)を受け,3(0.4%)が抗体上昇した。この3群の第3次検疫で抗体上昇サルはみられなかった。抗体陽性サルでfilovirusは検出されなかった。また,CDCで実験的に感染を受けたサルは感染後19日までしかウイルスが検出されなかった。抗体上昇サルの発症または死亡例はなかった。

(CDC,MMWR,40,40,684,1991)






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