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Vol.13 (1992/1[143])

<外国情報>
世界のヒトペスト 1990年


 1990年のヒトペストは12ヵ国から1,250例(死亡137)の発生報告があった。過去10年(1980〜89)の平均発生数855,死亡98をいずれも上回った。死亡率は10.7%(過去10年の平均11.5%)であった。

 アフリカではマダガスカル(患者228,死亡59),タンザニア(同364,32),ボツワナ(同70,3),ケニア(同44,8)の4ヵ国,米大陸ではペルー(患者18,死亡4),ボリビア(同10,2),ブラジル(患者18)および合衆国(同2)の4ヵ国,アジアではベトナム(患者405,死亡20),中国(同75,2),モンゴル(同12,5)の3ヵ国で発生が報告された。1989年に初の発生が報告されたソビエトから4例(死亡2)が報告された。

 1990年の発生総数の32%はベトナム,29%はタンザニア,18%はマダガスカルから報告された。

(WHO,WER,66,44, 321,1991)






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