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過去5年間にCDSCに報告された食中毒のうち128件(患者数約3,500)が家禽肉関連事例であった。これは同期間の食中毒の14%に相当する。家禽肉関連食中毒の65%はサルモネラ,28%はウェルシュ菌によるものであった。サルモネラの血清型はEnteritidisとTyphimuriumが大部分を占めた。発生場所の多くはホテルあるいはレストランであった。家禽の種別では鶏肉による事例が62%,七面鳥による事例が36%で,鶏肉による食中毒はその1/3が6,7月に集中したが,七面鳥による食中毒は41%が12月に発生した。クリスマス時期の多量消費にあたって,冷凍品の不注意な解凍あるいは加熱不十分な調理に注意を喚起している。
(CDR,1,52,231,1992)
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