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Vol.13 (1992/2[144])

<外国情報>
無菌性髄膜炎 1991年1〜36週−ニューヨーク州および米国


 1991年4〜10月に数州で無菌性髄膜炎が増加した。36週までのニューヨーク州の報告数は8.9例/10万人(前年同期は3.9例),増加は州全般にみられた。米国内のこの時期の報告は8,415例(過去の平均は2,992例),最高はバーモント州(34.3/10万)およびロードアイランド州(29.1/10万)である。検査情報は1991年の無菌性髄膜炎の増加がエコーウイルス30型(E30)と関連あることを示している(E30は前年も最高数だった)。10月15日までにCDCに報告されたエンテロウイルス分離株720中E30が最も多く145(20.1%),このうち90(62.1%)はニューイングランドおよび中−南大西洋岸地域からの報告である。州および地方衛生局はウイルス拡散防止のために疫学調査,関係者への情報提供などを開始,また,手洗いの励行,コップ等の共用を避けるなどのキャンペーンを実施,CDCは検査室にウイルス分離報告を求めている。

(CDC,MMWR,40,45,773,1991)






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