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Vol.13 (1992/6[148])

<外国情報>
S. Enteritidis食中毒−英国


 1992年1月末ビュッフェパーティーに出席した150名中21名が喫食後24〜48時間に嘔吐,下痢,腹痛,悪寒を発症した。10名の患者からS. Enteritidis,ファージ型8(PT8)が検出された。原因食品は七面鳥肉のサンドイッチが疑われ,残っていた七面鳥肉からも患者と同一の菌が検出された。本事件解明後,1月初旬にもS. Enteritidis,PT8による3名が食中毒に罹患していたことが明らかになった。その後の調査でビュッフェパーティーに出席した74名が七面鳥肉を喫食し症状があったことが判明した。英国では現在S. Enteritidis,PT4が主流であり,ヒト以外からの分離は鶏卵あるいは鶏肉に限られていた。本事件は七面鳥からS. Enteritidisが検出された最初の例である。

(CDR,2,11,47,1992)






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