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1991年中,インフルエンザは月あたり1〜11株が年間を通じて分離された。A(H3N2)が10,11月に増加,A(H1N1)は2株のみ(5月と12月),B型は6〜8月に多く,他の月は散発的だった。いずれの型の抗原性も過去3年間に世界で流行した株に近似していた。上気道からの分離ウイルス中最も報告数が多いRSウイルス(167例)は乳児からだけの報告で,6月をピークとして5〜9月に検出された。パラインフルエンザは,1型が9〜12月に,3型は主に4月に,2型は少数が主に11月に報告された。アデノウイルスは2〜6月および11,12月に子供から検出された。
(Singapore ENB,18,bS,21,1992)
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