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1991年1〜7月に5人の子供(3〜9歳)がランバルネのアルバート・シュバイツァー病院に入院した。すべて高熱と皮膚発疹があり,天然痘が疑われる症状であった。8月にモスクワのWHO協力センターで詳細な検査の結果,モンキーポックスウイルス感染を確認した。患者が発生した3つの村は赤道下森林内にあり,1987年にモンキーポックス感染が確認された場所の近くである。最初の例は1月初めの入院前約2週間村で治療されていた。第2例は5月,他の3例は1家族の兄弟で,6月末と7月初めに入院した。疫学調査でこれ以外に類似例が4例みつかった。3〜11歳の子供で全員治癒した。家屋内にみられた動物は,猫,犬,ラット,マウスで,1患児は発病1〜2日前に小サルを家に持ち帰っていた。
(WHO,WER,67,14,101,1992)
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