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Vol.13 (1992/7[149])

<外国情報>
病院外で心臓発作の救急処置を受けた者のHIV抗体調査−米国


 病院外における心臓発作調査の一環として,職業上のリスクを知る目的で,1989〜90年にシアトルにおいて心肺蘇生処置などが病院外で実施された患者の無記名HIV抗体調査を行った。血液が得られた604例(18〜94歳,男410,女194)のうち,EIAスクリーニングおよびWB確認試験の結果,陽性は5名(0.8%)だった。いずれも男性(35〜55歳)で,女性および55歳以上の陽性者はなかった。5名中2名は静注薬使用(IDU)リスク群に属した。IDU以外のリスクについては不明。本レポートでは上記職業上の暴露のリスクは比較的低いことが示されたとはいえ,野外の救急処置では病院におけると同様に血液由来感染に対する留意が肝要であると述べている。

(CDC,MMWR,41,21,381,1992)






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