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Vol.13 (1992/7[149])

<外国情報>
シンガポールのHIV感染:第2波


 1985年5月の初発報告以降1992年4月までの報告はHIV感染118例,うちAIDS40例である。100万対感染率は1985年の0.8から1991年は15.2に増加した。初めの50例は60月間の報告だったのに対し,次の68例の報告期間は22月で,最近の急激な増加と感染パターンの変化がめだつ。すなわち,異性間感染が20%から50%に増加(外国旅行による例が多い),さらに今まで報告がなかった周産期感染(1例),静注薬使用(5),外国における腎移植(3)がみられた。これら感染パターンの変化を考慮し,1990年代半ばまでにHIV感染は400例に達すると予測される。

(Singapore ENB,18,bT,25,1992)






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