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HIV(+)母親からの出生時の1/3はHIV(+)であるが,感染の多くは妊娠中と出産時に起こるもので,母乳を通した感染は低率(多くは授乳時期に母親が感染した場合)とみられる。一方,母乳は児の栄養,感染防止,下痢防止などに必須である(現在約150万人の子供の死亡原因は人工または不適切な栄養である)。以上の認識のもとにWHO/UNICEF協議会は,HIV感染の有無に関係なく母乳哺育を引き続き推進することを提言した。その上で,母子感染対策の最重点は母親年齢の感染防止であることを強調している。
(WHO,WER,67,24,177,1992)
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