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ザンビアのHIV感染では異性間性感染が主なルートである。STDクリニック受診者,供血者,妊婦の3群について定点を選び,リコンビナント抗原ELISA(Wellcozime)を用いて無記名抗体検査を実施した。HIV陽性率は都市域妊婦で約25%,農村地域でも13%,献血の18〜23%,STDクリニックでは36〜54%だった。サンプルサイズが小さいこと(各群100〜250),ELISAでは偽陽性がありうることなどを考慮しても,ハイリスクグループだけではなく,一般および出産年齢群で高いHIV感染率が示された。この調査結果に基づいて作成されたNational AIDS Programmeの勧告が述べられている。
(WHO,WER,67,30,221,1992)
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