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1992年3〜6月にかけて105名のリステリア症患者が発生した。30名(29%)は妊産婦関連で24名が死亡(大人:21,新生児:3),流産が6例あった。発生は広域にわたっているが,検出された菌はL.monocytogenes血清型4bで同一ファージ型を示した。共通食が疑われるが未だ特定されていない。この菌はスイス(1983〜7),カルフォルニア(1985),デンマーク(1987)などで過去に流行を起こした菌と同じであるため,ソフトチーズ,パテ,挽肉,生野菜等本菌で汚染されやすい食品の摂取の際,妊産婦は特に注意するよう警告している。
(CDSC,CDR,2,No.29,129,1992)
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