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Vol.14 (1993/5[159])

<外国情報>
黄熱,1993−ケニア


 黄熱流行が確認された。現在汚染地域は3地区のみで,臨床的/血清学的に41例が確認され,うち18(44%)が死亡。15〜24歳の男性が多い(13例)。1993年2月8日に汚染地区の生後6カ月以上の全住民60〜70万人を目標に大規模な予防接種がキャンペーンを開始し,3月8日までに507,832人が接種を受けた。徹底的な蚊の調査でAedes africanusが多数捕らえられたが,Ae.aegyptiはヒトの居住地域では見つからなかった。霊長類のサーベイでウイルス増幅ホストとなりうるアフリカ灰色ザルの存在が明らかにされた。

(WHO,WER,68,No.11,77,1993)






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