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Vol.14 (1993/8[162])

<国内情報>
日本のHIV感染者等の状況(平成5年6月末日)


 エイズサーベイランス委員会の結果報告について 平成5年7月27日



 1.平成5年5月1日から6月末日までの間に,医師から各都道府県知事および指定都市市長に報告されたHIV感染者等は患者14名,感染者59名の計73名であった。

 患者および感染者73名の内訳は,

 (1) 感染原因別では,異性間性的接触32名,同性間性的接触8名,母子感染2名,その他・不明31名である(表1)。

 (2) 性別では,男性40名,女性33名である(表1)。

 (3) 年齢区分別では20歳未満5名,20歳代36名,30歳代17名,40歳代6名,50歳以上9名である(表2)。

 (4) 国籍別では,日本人37名,外国人36名である。

 (5) 感染地域別では,国内21名,海外26名,不明26名である(表3)。

 2.今回は,患者・感染者73名のうち,報告の32名が異性間性的接触によるものであった。このうち,日本人の報告は,男性12名,女性5名の計17名であり(表1),日本人男性12名の感染場所は国内7名,海外3名,不明2名であった。日本人女性5名の感染場所は国内2名,海外3名であった。

 3.外国人の女性は26名であり,ほとんどが東南アジア地域の若い女性であった(表2)。

 4.今回8名の死亡報告があり,「HIV感染者発症予防・治療に関する研究班」からの報告(12名)と合わせ,累積死亡報告数は330名となった。



厚生省エイズ結核感染症課


HIV感染者情報(平成5年5月1日〜6月末日)
エイズ患者等の届け出状況(平成5年6月末現在)
(参考)凝固因子製剤による感染を除く患者・感染者等の状況
都道府県別HIV感染者(患者を含む)





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