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エイズサーベイランス委員会の結果報告について
平成5年11月24日
1.平成5年9月1日から10月末日までの間に,医師から各都道府県知事および指定都市市長に報告されたHIV感染者等は患者20名,感染者35名の計55名であった。患者および感染者55名の内訳は,
(1) 感染原因別では,異性間性的接触21名,同性間性的接触12名,母子感染1名,その他・不明21名であった(表1)。
(2) 性別では,男性35名,女性20名であった(表1)。
(3) 年齢区分別では20歳未満3名,20歳代23名,30歳代10名,40歳代15名,50歳以上4名であった(表2)。
(4) 国籍別では,日本人31名,外国人24名であった。
(5) 感染地域別では,国内23名,海外16名,不明16名であった(表3)。
2.今回は,患者・感染者55名のうち,報告の21名が異性間性的接触によるものであった。このうち,日本人の報告は男性10名であり(表1),感染場所は国内4名,海外6名であった。なお,女性の報告はなかった。
3.外国人の女性は20名であり,大部分が東南アジア地域の女性であった(表2)。
4.今回8名の死亡報告があり,「HIV感染者発症予防・治療に関する研究班」からの報告と合わせ,累積死亡報告数は339名となった。
厚生省エイズ結核感染症課
HIV感染者情報(平成5年9月1日〜10月末日)
エイズ患者等の届け出状況(平成5年10月末現在)
(参考)凝固因子製剤による感染を除く患者・感染者の状況
都道府県別HIV感染者(患者を含む)
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