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Vol.15 (1994/1[167])

<外国情報>
英国のインフルエンザ


 1993年,インフルエンザは過去2シーズンに比べて早くから増加している。イングランドでは,“インフルエンザ様疾患”の発生率は45週で10万あたり202である。より重篤な“流行性インフルエンザ”は46週で40であるが,1989/90シーズンの最高272に比べれば低い。ウェールズでは“インフルエンザ”が45週で213に達し,その後減少している。

 ウイルス検出報告数は,中規模の流行であった1991/92シーズンと同程度である。分離株はすべてA(H32)型で,A/北京/32/92類似株である。現在活動はピークに達したようにみえるが,予断を許さない。

(CDSC,CDR,3,49,223,1993)






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