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1993年,インフルエンザは過去2シーズンに比べて早くから増加している。イングランドでは,“インフルエンザ様疾患”の発生率は45週で10万あたり202である。より重篤な“流行性インフルエンザ”は46週で40であるが,1989/90シーズンの最高272に比べれば低い。ウェールズでは“インフルエンザ”が45週で213に達し,その後減少している。
ウイルス検出報告数は,中規模の流行であった1991/92シーズンと同程度である。分離株はすべてA(H3N2)型で,A/北京/32/92類似株である。現在活動はピークに達したようにみえるが,予断を許さない。
(CDSC,CDR,3,49,223,1993)
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