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米国:9月23日〜11月23日までに14州からインフルエンザA型の散発例が報告されている。8〜9月のルイジアナでの流行のあと,11月にモンタナとワイオミング,アイダホでA型の流行が起こり,高い学校欠席率を示した。サブタイピングした8株のウイルスのうち,7株がA(H3N2)型,A/北京/32/92類似株で,1株がA(H1N1)型であった。11月19日現在,B型は分離されていない。
ヨーロッパ:英国を除く全ヨーロッパでは,10月1日〜11月中旬迄の間,低いレベルで発生している。A(H3N2)型が主流である。B型の散発例もみられており,フランスでA(H1N1)型が1例検出されている。
米国では,例年のこの時期にしては高い動きを見せているため,ハイリスク群への早急なワクチン接種が重要である。特にA(H3N2)型が主流であるため,高齢者の施設では予防対策を怠ってはならない。
(CDC,MMWR,42,47,909,1993)
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