|
ノースカロライナ環境衛生天然資源省(NCD-EHNR)はサムソン郡衛生部から1豚肉加工場の従業員18名に発生したブルセラ症の報告を受けた。患者は1991年11月〜1992年9月までの間にみられ,臨床症状および抗体検査により本症と診断された。2名が入院し,11名の急性期の血液からBrucella suisが分離された。全員屠殺処理区域に勤務していた。
1993年3月に同加工場従業員は労働安全衛生研究所(NIOSH)に対して本症が職場感染であることを認定するよう要請した。NIOSHは1993年5〜6月に屠殺処理区域従業員156名中154名に対して,アンケート,抗体測定,衛生管理についての調査を行った。その結果,30名(19%)がブルセラ症(凝集素価が160倍以上で,過去12ヵ月間に症状があったか,2-MEテストで20倍以上)と診断された。
(CDC,MMWR,43,bV,113,1994)
|