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Vol.16 (1995/10[188])

<外国情報>
供血者のHIV-2感染−米国


 HIV-1/HIV-2スクリーニングEIAの開発により,FDAは,1992年6月からすべての供血者の血液,血液製剤および血漿のHIV-2抗体を調べるよう勧告している。これはHIV-1テストですべてのHIV-2感染が検出できるわけではないためである。

 米国では供血者血液のHIV-2感染は極めてまれである。HIV-1/HIV-2 EIAによる7,400万の供血スクリーニングの結果,3例のHIV-2感染が見いだされている。

 1995年6月30日までに,米国では計62名のHIV-2感染例が報告されている。性別の分かった58名中38名が男性であった。62名中11名がAIDS症例,42名が西アフリカ生まれであった。また4名がマラリア抗体を保有しているので,西アフリカに居住していたと考えられた。

(CDC,MMWR,44,No.32,603,1995)






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