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1990年7月以来,National Respiratory and Enteric Virus Surveillanceにより,毎週CDCにRSVの抗原検出とウイルス分離検体数,および陽性数が報告されている。
今シーズン(1995年7月1日〜12月1日現在)は44州の72機関から報告があり,10月21日から流行が始まっている。RSVの流行期には,急性呼吸器疾患の鑑別診断の際にRSVも考慮に入れる必要がある。肺炎・細気管支炎などの最も重篤な症状は2〜6カ月の乳児に起こるが,心・肺疾患のある子供,あるいは免疫不全者も重篤になりうる。RSVは院内感染が多いので,注意が必要である。
(CDC,MMWR,44,No.48,900,1995)
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