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バッサ郡ブキャナンで黄熱に非常によく似た発熱性の黄疸が流行中である。初発は1995年7月で,11月中旬までに患者146名,死者6名が見つかった。血清90検体をIgM捕捉法で検査したところ55検体(61%)が黄熱ウイルスと反応した。媒介蚊Aedes africanusとAe. aegyptiがブキャナン周辺に生息しており,黄熱ウイルスが都市部で伝播する危険性が高いことを示している。WHOアフリカ地域事務局は10万doseの黄熱ワクチンを提供し,さらに追加する計画である。リベリアに向かう1歳以上のすべての旅行者は黄熱ワクチンの証明が要求される。
(WHO,WER,70,No.46,332,1995)
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