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[全数把握] |
1類感染症 |
エボラ出血熱 | クリミア・コンゴ出血熱 | ペスト | マールブルグ病 | ラッサ熱 |
2類感染症 |
コレラ | 細菌性赤痢 | 腸チフス | パラチフス | 急性灰白髄炎 | |||||
ジフテリア |
3類感染症 |
腸管出血性大腸菌感染症 |
4類感染症 |
アメーバ赤痢 | エキノコックス症 | 黄熱 | オウム病 | 回帰熱 | ||||||
急性ウイルス性肝炎 | Q熱 | 狂犬病 | クリプトスポリジウム症 | クロイツフェルト・ヤコブ病 | ||||||
劇症型溶血性レンサ球菌感染症 | 後天性免疫不全症候群 | コクシジオイデス症 | ジアルジア症 | 腎症候性出血熱 | ||||||
髄膜炎菌性髄膜炎 | 先天性風疹症候群 | 炭疽 | ツツガムシ病 | デング熱 | ||||||
日本紅斑熱 | 日本脳炎 | 乳児ボツリヌス症 | 梅毒 | 破傷風 | ||||||
バンコマイシン耐性腸球菌感染症 | ハンタウイルス肺症候群 | Bウイルス病 | ブルセラ症 | 発疹チフス | ||||||
マラリア | ライム病 | レジオネラ症 |
[4類定点把握疾患] |
週報 |
インフルエンザ | 咽頭結膜熱 | A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 | 感染性胃腸炎 | 水痘 | |||||
手足口病 | 伝染性紅斑 | 突発性発疹 | 百日咳 | 風疹 | |||||
ヘルパンギーナ | 麻疹(成人麻疹を除く) | 流行性耳下腺炎 | 急性出血性結膜炎 | 流行性角結膜炎 | |||||
急性脳炎(日本脳炎を除く) | 細菌性髄膜炎 | 無菌性髄膜炎 | マイコプラズマ肺炎 | クラミジア肺炎(オウム病を除く) | |||||
成人麻疹 |
月報 |
性器クラミジア感染症 | 性器ヘルペスウイルス感染症 | 尖形コンジローム | 淋菌感染症 | メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 | |||||
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 | 薬剤耐性緑膿菌感染症 |
都道府県別の記載は、報告のあった都道府県を示すもので、必ずしも感染地をあらわすものではありません。 |
[全数把握] |
◎1類感染症 |
エボラ出血熱 報告なし。 |
クリミア・コンゴ出血熱 報告なし。 |
ペスト 報告なし。 |
マールブルグ病 報告なし。 |
ラッサ熱 報告なし。 |
◎2類感染症 |
コレラ 年間報告数は39例で、性別では男性25例(64%)、女性14例(36%)であった。年齢別では20歳代が最も多かったが、70歳以上まで幅広くみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では東京都(7例)、大阪府(6例)、愛知県(3例)などの報告がみられた。 |
細菌性赤痢 年間報告数は620例で、性別では男性290例(47%)、女性330例(53%)であった。年齢別では25〜29歳をピークとし、その前後に多く分布していた。時期的には8月中旬〜10月上旬にかけて多い傾向があったが、それ以降も43週(10月下旬)、46週(11月中旬)に急増していた。都道府県別では東京都(108例)、神奈川県(65例)、大阪府(55例)などの報告が多かった。 |
腸チフス 年間報告数は72例であり、性別では男性45例(63%)、女性27例(37%)であった。年齢別では20歳代に多くみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では東京都(28例)、大阪府(7例)、福岡県(7例)などの報告がみられた。 |
パラチフス 年間報告数は30例であり、性別では男性18例(60%)、女性12例(40%)であった。年齢別では20歳代に多くみられた。時期的には4月上旬〜5月中旬にやや多い傾向がみられた。都道府県別では東京都(7例)からの報告が多かった。 |
急性灰白髄炎 報告なし。 |
ジフテリア 年間報告数は2例であり、性別では男性(65〜69歳)、女性(25〜29歳)各1例ずつであった。時期的には39週(9月下旬〜10月上旬)と51週(12月下旬)であり、都道府県別では岐阜県、広島県より1例ずつの報告であった。 |
◎3類感染症 |
腸管出血性大腸菌感染症 年間報告数は3,117例であり、性別では男1,476例(47%)、女1,641例(53%)であった。年齢別では1〜4歳が最も多く、次いで5〜9歳であったが、それ以上の年齢でも一定の割合でみられた。時期的には夏季に集積してみられ、6月上〜中旬から9月下旬〜10月上旬には週毎に100例を超え(38週を除く)、都道府県別では大阪府(256例)、東京都(234例)、兵庫県(227例)などの報告が多かった。 |
◎4類感染症 |
アメーバ赤痢 年間報告数は276例であり、性別では男性255例(92%)、女性21例(8%)と男性がほとんどを占めた。年齢別では30〜34歳と50〜54歳に2つのピークがみられ、19歳以下の報告は少なかった。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では東京都(92例)、神奈川県(38例)、大阪府(34例)などの報告が多かった。 |
エキノコックス症 年間報告数は7例であり、性別では男性4例、女性3例であった。年齢別では全て30歳以上で、3例が70歳以上であった。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では全て北海道からの報告であった。 |
黄熱 報告なし。 |
オウム病 年間報告数は23例であり、性別では男性8例(35%)、女性15例(65%)であった。年齢別ではほとんどが25歳以上であり、45〜49歳と55〜59歳に2つのピークがみられた。時期的には4月中旬〜5月下旬にやや多い傾向がみられた。都道府県別では京都府、大阪府、兵庫県(各3例)などの報告がみられた。 |
回帰熱 報告なし。 |
急性ウイルス性肝炎 年間報告数は1,519例であり、性別では男性930例(61%)、女性589例(39%)であった。年齢別では20〜34歳に多く、その後年齢の上昇に伴いゆるやかに減少する傾向がみられた。時期的には4〜7月に多い傾向がみられた。都道府県別では東京都(272例)、大阪府(157例)、兵庫県(143例)などの報告が多かった。 |
Q熱 年間報告数は12例であり、性別では男性7例、女性5例であった。年齢別では20歳未満が9例を占めていた。時期的には35週の4例以外、特別な傾向はみられなかった。都道府県別では静岡県(6例)、愛媛県(5例)などの報告がみられた。 |
狂犬病 報告なし。 |
クリプトスポリジウム症 年間報告数は4例であり、性別では全て男性であった。年齢別では全て15〜29歳に分布していた。時期的には全て6月下旬〜7月上旬から9月中旬の報告であった。都道府県別では東京都(2例)、北海道、千葉県(各1例)から報告があった。 |
クロイツフェルト・ヤコブ病 年間報告数は92例であり、性別では男性36例(39%)、女性56例(61%)であった。年齢別では45〜49歳より65〜69歳までは年齢とともに増加し、70歳以上にも多くみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では東京都(14例)、大阪府(5例)、秋田県、神奈川県、京都府(それぞれ4例)などの報告がみられた。 |
劇症型溶血性レンサ球菌感染症 年間報告数は22例であり、性別では男性12例(55%)、女性10例(45%)であった。年齢別では50〜60歳代に多くみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では東京都(4例)、千葉県、愛知県、大阪府、和歌山県、岡山県(各2例)などの報告がみられた。 |
後天性免疫不全症候群 年間報告数は588例であり、性別では男性481例(82%)、女性107例(18%)で男性が多くを占めた。年齢別では25〜29歳、30〜34歳をピークとし、年齢が進むにつれて減少していた。なお、1〜4歳で1例、15〜19歳で4例、70歳以上で11例の報告があった。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では東京都(225例)、神奈川県(55例)、大阪府(43例)などの報告が多かった。 |
コクシジオイデス症 報告なし。 |
ジアルジア症 年間報告数は42例であり、性別では男性32例(76%)、女性10例(24%)であった。年齢別では20歳代にピークがあったが、それ以上の年齢でも幅広くみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では東京都(15例)、神奈川県(7例)、大阪府(7例)などの報告がみられた。 |
腎症候性出血熱 報告なし。 |
髄膜炎菌性髄膜炎 年間報告数は10例であり、性別では全例男性であった。年齢別では0〜4歳、15〜24歳、40〜54歳にみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では東京都(5例)からの報告が多かった。 |
先天性風疹症候群 報告なし。 |
炭疽 報告なし。 |
ツツガムシ病 年間患者数は556例であり、性別では男性287例(52%)、女性269例(48%)であった。年齢別では40歳代より60歳代まで年齢とともに増加傾向がみられ、70歳以上でも多くみられた。時期的には5月下旬〜6月上旬に多少の集積があったが、主に10月下旬〜12月下旬に多くみられた。都道府県別では千葉県(84例)、鹿児島県(71例)、秋田県、宮崎県(各45例)などの報告が多かった。 |
デング熱 年間報告数は9例であり、性別では男性7例、女性2例であった。年齢別では20歳代と40歳代にそれぞれ3例ずつみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では東京都(4例)、大阪府(2例)などの報告がみられた。 |
日本紅斑熱 年間報告数は39例であり、性別では男性21例(54%)、女性18例(46%)であった。年齢別では30歳以上ではどの年齢群にもみられ、特に70歳以上に多くみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では高知県(15例)、兵庫県(9例)、宮崎県(7例)などの報告がみられた。 |
日本脳炎 年間報告数は5例であり、性別では男性4例、女性1例であった。年齢別では1例が15〜19歳であったが、他の4例は55歳以上であった。時期的には全例8〜10月であった。都道府県別では徳島県、高知県、福岡県、長崎県、熊本県からそれぞれ1例ずつの報告であった。 |
乳児ボツリヌス症 年間報告数は1例で男性、年齢別では1〜4歳であり、14週(4月)に広島県からの報告であった。 |
梅毒 年間報告数は751例で、性別では男性482例(64%)、女性269例(36%)であった。年齢別では幅広い年齢群にみられたが、20〜34歳と70歳以上に2つのピークがみられた。時期的には6〜7月にやや多いこと以外、特別な傾向はみられなかった。都道府県別では東京都(134例)、大阪府(127例)、兵庫県(48例)などの報告が多かった。 |
破傷風 年間報告数は66例であり、性別では男性31例(47%)、女性35例(53%)であった。年齢別では20歳未満の症例は4例のみで、55〜59歳に12例、70歳以上に30例がみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では東京都(8例)、茨城県(5例)、福岡県、大分県(各4例)などの報告がみられた。 |
バンコマイシン耐性腸球菌感染症 年間報告数は23例で、性別では男性11例(48%)、女性12例(52%)であった。年齢別では65〜69歳(4例)、70歳以上(17例)に多くみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では福岡県(6例)の報告が多かったが、長野県(3例)、秋田県、東京都、鹿児島県(各2例)などの報告もみられた。 |
ハンタウイルス肺症候群 報告なし。 |
Bウイルス病 報告なし。 |
ブルセラ症 報告なし。 |
発疹チフス 報告なし。 |
マラリア 年間の報告数は112例であり、性別では男性86例(77%)、女性26例(23%)で男性が多くを占めた。年齢別では20〜30歳代にピークがみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では東京都(54例)が非常に多く、次いで、神奈川県(9例)、大阪府(8例)などの報告がみられた。 |
ライム病 年間報告数は14例であり、性別では男性8例、女性6例であった。年齢別では40歳代(6例)に多くみられた。時期的には7月中旬〜8月中旬にやや集積する傾向がみられた。都道府県別では北海道(9例)からの報告が最も多かったが、宮城県、東京都、新潟県、広島県、長崎県(各1例)からの報告もあった。 |
レジオネラ症 年間報告数は56例であり、性別では男性42例(75%)、女性14例(25%)であった。年齢別では0歳に1例みられたが、他は20歳以上であり、年齢とともに増加傾向がみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では三重県(7例)、岐阜県(6例)、東京都(5例)などの報告がみられた。 |
[4類定点把握疾患] |
インフルエンザ 定点からの年間報告数は65,471例(定点当たり年間報告数15.32)であり、性別では男性52%、女性48%であった。年齢別では4歳をピークとして小児に多くみられたが、成人では20〜39歳に多かった。時期的には12月に多くみられた(1999年分は、例年ピークになる1〜3月が対象期間に含まれていない)。都道府県別では宮城県(定点当たり74.58)、大阪府(59.94)、奈良県(46.91)などの報告が多かった。 |
咽頭結膜熱 定点からの年間報告数は10,726例(定点当たり年間報告数3.73)であり、性別では男性が56%、女性44%であった。年齢別では1〜4歳にピークがみられた。時期的には6〜8月に多くみられた。都道府県別では鳥取県(定点当たり10.44)、愛媛県(9.46)、長野県(8.96)などの報告が多かった。 |
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 定点からの年間報告数は90,283例(定点当たり年間報告数は31.40)であり、性別では男性54%、女性46%であった。年齢別では5歳にピークがみられた。時期的には6月上旬と12月に2つのピークがみられた。都道府県別では鳥取県(定点当たり112.39)、大分県(73.81)、長野県(59.31)などの報告が多かった。 |
感染性胃腸炎 定点からの年間報告数は507,592例(定点当たり年間報告数は176.55)であり、性別では男性53%、女性47%であった。年齢別では1歳にピークがみられた。時期的には夏季に少なく、冬季に急増し、12月中旬にピークがみられた。都道府県別では宮崎県(定点当たり409.41)、鳥取県(353.22)、福井県(348.27)などの報告が多かった。 |
水痘 定点からの年間報告数は162,424例(定点当たり年間報告数56.50)で、性別では男性53%、女性47%であった。年齢別では6ヶ月以降増加し、1〜4歳にかけて幅広いピークがみられ、0〜5歳が89%を占めた。時期的には6月と12月に2つのピークがみられた。都道府県別では山形県(定点当たり95.57)、福井県(91.09)、宮崎県(89.95)などの報告が多かった。 |
手足口病 定点からの年間報告数は50,814例(定点当たり年間報告数17.67)で、性別では男性55%、女性45%であった。年齢別では6ヶ月以降増加し、1歳で最多となり、それ以降の年齢で減少傾向であった。時期的にはほとんどが夏にみられ、7月にピークがみられた。都道府県別では愛媛県(定点当たり123.44)、宮崎県(88.89)、大分県(49.42)などの報告が多かった。 |
伝染性紅斑 定点からの年間報告数は18,607例(定点当たり年間報告数6.47)で、性別では男性50%、女性50%であった。年齢別では3〜7歳に多く、5歳にピークがみられた。時期的には7月中旬にピークがみられ、その後減少したが、年末に向かい再びわずかに増加傾向を示した。都道府県別では大分県(定点当たり27.00)、新潟県(24.10)、青森県(17.59)などの報告が多かった。 |
突発性発疹 定点からの年間報告数は95,737例(定点当たり年間報告数33.30)であり、性別では男性52%、女性48%であった。年齢別では7〜12ヶ月にピークがみられた。時期的には8月下旬〜9月上旬になだらかなピークがみられた。都道府県別では佐賀県(定点当たり66.43)、鳥取県(54.89)、宮崎県(52.05)などの報告が多かった。 |
百日咳 定点からの年間報告数は2,653例(定点当たり年間報告数0.92)で、性別では男性52%、女性48%であった。年齢別では1歳未満にもっとも多く、それ以降年齢とともに減少した。時期的には4月以降ゆるやかな増加傾向がみられ、9月に多少のピークを示し、その後年末にかけてゆるやかに減少した。都道府県別では宮崎県(定点当たり3.19)、静岡県(2.23)、沖縄県(2.06)などの報告が多かった。 |
風疹 定点からの年間報告数は2,972例(定点当たり年間報告数1.03)であり、性別では男性51%、女性49%であった。年齢別では1歳にピークがみられたが、6ヶ月〜6歳に集中しており、全体の74%を占めていた。また、女性(1,447例)の中で20歳以上は61例であり、4.2%を占めていた。時期的には春から夏にかけてわずかに多い傾向がみられた。都道府県別では埼玉県(定点当たり3.28)、北海道(2.85)、岡山県(2.56)などの報告が多かった。 |
ヘルパンギーナ 定点からの年間報告数は154,802例(定点当たり年間報告数53.84)で、性別では男性52%、女性48%であった。年齢別では6カ月〜5歳に多く、1歳にピークがみられた。時期的には5月から急激に増加し、7月下旬にピークがみられ、その後速やかに減少した。都道府県別では三重県(定点当たり113.96)、和歌山県(113.26)、新潟県(102.20)などの報告が多かった。 |
麻疹(成人麻疹を除く) 定点からの年間報告数は5,875例(定点当たり年間報告数2.04)であり、性別では男性55%、女性45%であった。年齢別では1歳にピークがみられた。時期的には春季にやや多く、夏季以降減少した。都道府県別では沖縄県(定点当たり29.55)、青森県(13.88)の2県が高値を示し、次いで埼玉県(6.59)であった。 |
流行性耳下腺炎 定点からの年間報告数は69,070例(定点当たりの年間報告数は24.02)であり、性別では男性55%、女性45%であった。年齢別では4歳をピークとし、1〜8歳に集中していた。時期的には秋季にやや少ない傾向がみられた。都道府県別では鳥取県(定点当たり67.22)、兵庫県(62.77)、宮崎県(59.27)などの報告が多かった。 |
急性出血性結膜炎 定点からの年間報告数は1,084例(定点当たり年間報告数1.84)であり、性別では男性52%、女性48%であった。年齢別では1〜6歳を中心に小児に多い傾向があったが、成人でも特に20〜30歳代を中心に幅広くみられた。時期的には4〜7月にやや多い傾向がみられた。都道府県別では長崎県(定点当たり26.14)からの報告が非常に多く、次いで宮城県(4.78)、宮崎県(3.50)などであった。 |
流行性角結膜炎 定点からの年間報告数は23,941例(定点当たり年間報告数40.65)であり、性別では男性54%、女性46%であった。年齢別では1〜5歳の小児に多い傾向があったが、成人でも20〜30歳代を中心に幅広くみられた。時期的には6〜9月にやや多い傾向がみられた。都道府県別では愛媛県(定点当たり109.29)、茨城県(107.33)、鹿児島県(93.00)などの報告が多かった。 |
急性脳炎(日本脳炎を除く) 定点からの年間報告数は129例(定点当たり年間報告数0.28)であり、性別では男性69%、女性31%であった。年齢別では0〜9歳と60歳以上に多くみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では大分県、鳥取県(ともに定点当たり1.25)、高知県(1.14)などの報告が多かった。 |
細菌性髄膜炎 定点からの年間報告数は235例(定点当たり年間報告数は0.52)であり、性別では男性57%、女性43%であった。年齢別では0〜4歳が最も多く、全体の56%を占めていた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では千葉県(定点当たり2.00)、沖縄県(1.67)、佐賀県(1.33)などの報告が多かった。 |
無菌性髄膜炎 定点からの年間報告数は1,126例(定点当たり年間報告数は2.47)であり、性別では男性65%、女性35%であった。年齢別では0〜9歳が多く、全体の66%を占めていた。時期的には夏〜秋にかけて増え、7月下旬にピークがみられた。都道府県別では鳥取県(定点当たり11.00)、沖縄県(10.67)、新潟県(8.83)などの報告が多かった。 |
マイコプラズマ肺炎 定点からの年間報告数は1,134例(定点当たり年間報告数2.49)であり、性別では男性48%、女性52%であった。年齢別では1〜9歳が多く、全体の67%を占めていた。時期的には11月中旬〜12月上旬にやや多い傾向がみられた。都道府県別では沖縄県(定点当たり11.00)、愛知県(9.67)、鳥取県(8.00)などの報告が多かった。 |
クラミジア肺炎(オウム病を除く) 定点からの年間報告数は129例(定点当たり年間報告数0.28)であり、性別では男性63%、女性37%であった。年齢別では0〜14歳と65歳以上に多くみられた。時期的には6月上〜中旬にやや多くみられた。都道府県別では山口県(定点当たり2.38)、長野県(1.90)、宮城県(1.55)などの報告が多かった。 |
成人麻疹 定点からの年間報告数は83例(定点当たり年間報告数0.18)であり、性別では男性41%、女性59%であった。年齢別では20〜24歳にピークがみられた。時期的には4月下旬に多く、それ以降次第に減少した。都道府県別では沖縄県(定点当たり3.50)が多く、次いで千葉県、鳥取県(ともに0.75)などであった。 |
性器クラミジア感染症 定点からの年間報告数は25,033例(定点当たり年間報告数29.28)であり、性別では男性44%、女性56%であった。年齢別では20〜24歳と25〜29歳に多くみられた。時期的には9〜11月にやや多い傾向がみられた。都道府県別では福岡県(定点当たり73.56)、群馬県(60.13)、東京都(52.33)などの報告が多かった。 |
性器ヘルペスウイルス感染症 定点からの年間報告数は6,566例(定点当たり年間報告数7.68)であり、性別では男性45%、女性55%であった。年齢別では25〜29歳、20〜24歳、30〜34歳などに多くみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では大阪府(定点当たり24.27)、東京都(19.07)、熊本県(15.07)などの報告が多かった。 |
尖形コンジローム 定点からの年間報告数は3,190例(定点当たり年間報告数3.73)であり、性別では男性57%、女性43%であった。年齢別では20〜24歳、25〜29歳などに多くみられた。時期的には9月にやや多くみられた。都道府県別では東京都(定点当たり10.55)、富山県(9.83)、福岡県(9.56)などの報告が多かった。 |
淋菌感染症 定点からの年間報告数は11,847例(定点当たり年間報告数13.86)であり、性別では男性85%、女性15%で男性に多くみられた。年齢別では20〜24歳、25〜29歳、30〜34歳などに多くみられた。時期的には8〜11月にやや多い傾向がみられた。都道府県別では福岡県(定点当たり58.19)、大阪府(38.09)、佐賀県(33.33)などの報告が多かった。 |
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 定点からの年間報告数は11,088例(定点当たり年間報告数は24.92)であり、性別では男性63%、女性37%であった。年齢別では45〜49歳より年齢とともに増加し、70歳以上に最も多くみられた。時期的には6〜9月にやや多い傾向がみられた。都道府県別では静岡県(定点当たり67.00)、栃木県(64.17)、沖縄県(61.67)などの報告が多かった。 |
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 定点からの年間報告数は2,129例(定点当たり年間報告数4.78)であり、性別では男性60%、女性40%であった。年齢別では特に0〜4歳に多く、成人では少なかったが、55〜59歳より年齢とともに増加がみられた。時期的には8〜9月に減少し、10〜12月には月毎に増加がみられた。都道府県別では千葉県(定点当たり51.17)、静岡県(19.44)、島根県(14.57)などの報告が多かった。 |
薬剤耐性緑膿菌感染症 定点からの年間報告数は437例(定点当たり年間報告数0.98)であり、性別では男性65%、女性35%であった。年齢別では0歳で多少みられたが、それ以降の年齢で減少し、45〜49歳以降年齢とともに増加し、特に70歳以上に最も多くみられた。時期的には7月と11月に多い傾向がみられた。都道府県別では東京都(定点当たり4.92)、香川県(4.75)、高知県(2.86)などの報告が多かった。 |