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[全数把握] |
1類感染症 |
エボラ出血熱 | クリミア・コンゴ出血熱 | ペスト | マールブルグ病 | ラッサ熱 |
2類感染症 |
コレラ | 細菌性赤痢 | 腸チフス | パラチフス | 急性灰白髄炎 | |||||
ジフテリア |
3類感染症 |
腸管出血性大腸菌感染症 |
4類感染症 |
アメーバ赤痢 | エキノコックス症 | 黄熱 | オウム病 | 回帰熱 | ||||||
急性ウイルス性肝炎 | Q熱 | 狂犬病 | クリプトスポリジウム症 | クロイツフェルト・ヤコブ病 | ||||||
劇症型溶血性レンサ球菌感染症 | 後天性免疫不全症候群 | コクシジオイデス症 | ジアルジア症 | 腎症候性出血熱 | ||||||
髄膜炎菌性髄膜炎 | 先天性風疹症候群 | 炭疽 | ツツガムシ病 | デング熱 | ||||||
日本紅斑熱 | 日本脳炎 | 乳児ボツリヌス症 | 梅毒 | 破傷風 | ||||||
バンコマイシン耐性腸球菌感染症 | ハンタウイルス肺症候群 | Bウイルス病 | ブルセラ症 | 発疹チフス | ||||||
マラリア | ライム病 | レジオネラ症 |
[4類定点把握疾患] |
週報 |
インフルエンザ | 咽頭結膜熱 | A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 | 感染性胃腸炎 | 水痘 | |||||
手足口病 | 伝染性紅斑 | 突発性発疹 | 百日咳 | 風疹 | |||||
ヘルパンギーナ | 麻疹(成人麻疹を除く) | 流行性耳下腺炎 | 急性出血性結膜炎 | 流行性角結膜炎 | |||||
急性脳炎(日本脳炎を除く) | 細菌性髄膜炎 | 無菌性髄膜炎 | マイコプラズマ肺炎 | クラミジア肺炎(オウム病を除く) | |||||
成人麻疹 |
月報 |
性器クラミジア感染症 | 性器ヘルペスウイルス感染症 | 尖形コンジローム | 淋菌感染症 | メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 | |||||
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 | 薬剤耐性緑膿菌感染症 |
都道府県別の記載は、報告のあった都道府県を示すもので、必ずしも感染地をあらわすものではありません。 |
[全数把握] |
◎1類感染症 |
エボラ出血熱 報告なし。 |
クリミア・コンゴ出血熱 報告なし。 |
ペスト 報告なし。 |
マールブルグ病 報告なし。 |
ラッサ熱 報告なし。 |
◎2類感染症 |
コレラ 年間報告数は58例であり、性別では男性36例(62%)、女性22例(38%)であった。年齢別では20〜30歳代、50歳代、70歳以上などに多くみられた。時期的には38週(9月中〜下旬)に7例と多くみられたが、全体的に特別な傾向はみられなかった。都道府県別では東京都(7例)、千葉県(6例)、北海道、愛知県、奈良県、広島県、福岡県(各4例)などの報告がみられた。 |
細菌性赤痢 年間報告数は843例で、性別では男性416例(49%)、女性427例(51%)であった。年齢別では20歳代に多かったが、全年齢層にわたってみられた。時期的には3月上旬〜4月中旬と8月下旬〜11月上旬に集積する傾向がみられた。都道府県別では東京都(142例)、神奈川県(71例)、大阪府(68例)などの報告が多かった。 |
腸チフス 年間報告数は86例であり、性別では男性59例(69%)、女性27例(31%)であった。年齢別では20歳代に多くみられた。時期的には4月に多くみられた。都道府県別では東京都(14例)、大阪府、兵庫県(各8例)などの報告がみられた。 |
パラチフス 年間報告数は20例であり、性別では男性9例(45%)、女性11例(55%)であった。年齢別では20歳代に多くみられた。時期的には5月下旬〜11月上旬にやや多い傾向がみられた。都道府県別では東京都(7例)、千葉県、大阪府(各4例)などの報告がみられた。 |
急性灰白髄炎 年間報告数は1例で男性、年齢別では35〜39歳で、22週(5月下旬〜6月初旬)に宮崎県より報告された。患者便中よりワクチン株(Sabin3型)が確認されたが、患者本人はワクチン被接種者ではなく、二次的感染例であるとされている。 |
ジフテリア 年間報告数は1例で女性、年齢別では25〜29歳であった。20週(5月中旬)に栃木県より報告された。 |
◎3類感染症 |
腸管出血性大腸菌感染症 年間報告数は3,642例であり、性別では男1,632例(45%)、女2,010例(55%)であった。年齢別では1〜4歳、5〜9歳に多かったが、幅広い年齢層にわたってみられた。時期的には6月下旬より9月下旬にかけて多くみられた。都道府県別では大阪府(345例)、福岡県(317例)、東京都(312例)などの報告が多かった。 |
◎4類感染症 |
アメーバ赤痢 年間報告数は378例であり、性別では男性341例(90%)、女性37例(10%)で男性に多かった。年齢別では30歳代から50歳代にかけて多くみられた。時期的に特別な傾向はみられなかった。都道府県別では東京都(93例)、大阪府(55例)、兵庫県(39例)などの報告が多かった。 |
エキノコックス症 年間報告数は22例であり、性別では男性8例(36%)、女性14例(64%)であった。年齢別ではすべて25歳以上であったが、特に70歳以上に多くみられた。時期的には6週(2月上〜中旬)に6件みられたこと以外、特別な傾向はみられなかった。都道府県別ではほとんどが北海道(21例)であったが、福島県(1例)からも報告があった。 |
黄熱 報告なし。 |
オウム病 年間報告数は18例であり、性別では男性7例(39%)、女性11例(61%)であった。年齢別では全て20歳以上にみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では福島県、東京都(各3例)、埼玉県、千葉県、岡山県(各2例)などの報告があった。 |
回帰熱 報告なし。 |
急性ウイルス性肝炎 年間報告数は991例であり、性別では男性623例(63%)、女性368例(37%)であった。年齢別では20歳代に多い傾向がみられたが、それ以上の年齢層でも少なからずみられた。時期的には10月に入ってからはやや少なかったこと以外、特別な傾向はみられなかった。都道府県別では兵庫県(111例)、東京都(105例)、大阪府(101例)などの報告が多かった。 |
Q熱 年間報告数は24例であり、性別では男性9例(37%)、女性15例(63%)であった。年齢別では特別な傾向はみられなかった。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では北海道、宮城県(各8例)、静岡県(6例)などの報告がみられた。 |
狂犬病 報告なし。 |
クリプトスポリジウム症 年間報告数は3例であり、性別では男性2例、女性1例であった。年齢別では20〜24歳が2例、30〜34歳が1例であった。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では千葉県(2例)、東京都(1例)から報告があった。 |
クロイツフェルトヤコブ病 年間報告数は108例であり、性別では男性49例(45%)、女性59例(55%)であった。年齢別では50歳代より急に増え始め、それ以降年齢とともに増加する傾向がみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では東京都(14例)、兵庫県(10例)、愛知県(9例)などの報告があった。 |
劇症型溶血性レンサ球菌感染症 年間報告数は47例であり、性別では男性26例(55%)、女性21例(45%)であった。年齢別では40歳代より年齢とともに増える傾向がみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では東京都(9例)、兵庫県(5例)、神奈川県(4例)などの報告があった。 |
後天性免疫不全症候群 年間報告数は794例であり、性別では男性673例(85%)、女性121例(15%)と男性に多かった。年齢別では25〜29歳から35〜39歳に多く、それ以降年齢とともに徐々に減少していた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では東京都(315例)、千葉県(60例)、神奈川県(58例)などの報告が多かった。 |
コクシジオイデス症 年間報告数は1例であり、男性であった。年齢別では25〜29歳であった。15週(4月中旬)に東京都から報告された。 |
ジアルジア症 年間報告数は98例であり、性別では男性73例(74%)、女性25例(26%)であった。年齢別では20歳代に多い傾向がみられたが、それ以上の年齢でも多少の発生がみられた。時期的には15週(4月中旬)に8例みられたこと以外、特別な傾向はみられなかった。都道府県別では東京都(19例)、大阪府(14例)、神奈川県(12例)などの報告が多かった。 |
腎症候性出血熱 報告なし。 |
髄膜炎菌性髄膜炎 年間報告数は15例であり、性別では男性11例(73%)、女性4例(27%)であった。年齢別では20歳未満に多かったが、50歳代以上にも多少みられた。時期的には2月に5例と多くみられた。都道府県別では神奈川県(3例)、千葉県、静岡県(各2例)などの報告があった。 |
先天性風疹症候群 年間報告数は1例であり、女性であった。年齢別では0歳で、26週(6月下旬〜7月上旬)に大阪府より報告された。 |
炭疽 報告なし。 |
ツツガムシ病 年間報告数は791例であり、性別では男性432例(55%)、女性359例(45%)であった。年齢別では40歳代から年齢とともに増加し、特に70歳以上に多くみられた。時期的には5月下旬〜6月上旬と11月上旬〜12月下旬の2シーズンに多くみられた。都道府県別では鹿児島県(134例)、宮崎県(93例)、千葉県(60例)などの報告が多かった。 |
デング熱 年間報告数は18例であり、性別では男性11例(61%)、女性7例(39%)であった。年齢別では20〜44歳に多い傾向がみられた。時期的には6〜9月にやや多い傾向がみられた。都道府県別では東京都(12例)からの報告が多かった。 |
日本紅斑熱 年間報告数は38例であり、性別では男性21例(55%)、女性17例(45%)であった。年齢別では65〜69歳と70歳以上に多くみられた。時期的には全て5月以降であった。都道府県別では島根県(10例)、千葉県(9例)、兵庫県(6例)などの報告がみられた。 |
日本脳炎 年間報告数は7例であり、性別では男性1例、女性6例であった。年齢別では35〜39歳、40〜44歳に各1例、65〜69歳に2例、70歳以上に3例みられた。時期的にはほとんどが9月にみられた。都道府県別では山口県(2例)、岡山県、高知県、佐賀県、長崎県、大分県(各1例)などの報告があった。 |
乳児ボツリヌス症 報告なし。 |
梅毒 年間報告数は759例で、性別では男性512例(67%)、女性247例(33%)であった。年齢別では20歳代に多く、それ以上の年齢ではゆるやかな減少傾向を示し、70歳以上ではまた増えていた。0歳児の梅毒患者が6例報告された。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では大阪府(130例)、東京都(121例)、福岡県(60例)などの報告が多かった。 |
破傷風 年間報告数は91例であり、性別では男性59例(65%)、女性32例(35%)であった。年齢別では45歳以上で年齢とともに増加する傾向がみられ、70歳以上でも多くみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では鹿児島県(10例)、東京都(7例)、兵庫県(6例)などの報告がみられた。 |
バンコマイシン耐性腸球菌症 年間報告数は36例で、性別では男性20例(56%)、女性16例(44%)であった。年齢別では高齢者に多い傾向があり、70歳以上が20例を占めたが、25〜29歳に3例、0歳児に4例の報告もみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では東京都(7例)、秋田県(5例)、埼玉県、千葉県、兵庫県、福岡県、鹿児島県(各3例)などの報告があった。 |
ハンタウイルス肺症候群 報告なし。 |
Bウイルス病 報告なし。 |
ブルセラ症 報告なし。 |
発疹チフス 報告なし。 |
マラリア 年間報告数は154例であり、性別では男性115例(75%)、女性39例(25%)であった。年齢別では20歳代、次いで30歳代に多くみられた。時期的には4月にやや多い傾向がみられた。都道府県別では東京都(61例)からの報告が多く、次いで神奈川県(17例)、大阪府(12例)などであった。 |
ライム病 年間報告数は12例であり、性別では男性7例、女性5例であった。年齢別では10〜14歳から70歳以上にわたり、特別な傾向はみられなかった。時期的には4〜11月に散発的にみられた。都道府県別ではほとんどが北海道(11例)からの報告であったが、兵庫県(1例)からの報告もあった。 |
レジオネラ症 年間報告数は154例であり、性別では男性125例(81%)、女性29例(19%)と男性に多くみられた。年齢別では45〜49歳より年齢とともに増加する傾向がみられた。時期的には3月下旬〜4月中旬と7月中旬〜8月上旬に多くみられた。都道府県別では茨城県(31例)、静岡県(30例)、東京都(11例)などの報告がみられた。 |
[4類定点把握疾患] |
インフルエンザ 定点からの年間報告数は769,964例(定点当たり年間報告数167.93)であり、性別では男性394,302例(51%)、女性375,662例(49%)であった。年齢別では5歳にピークがあり、10歳未満が全体の58%を占めた。時期的には1〜2月に多く、5週(2月上旬)にピークがみられた。都道府県別では富山県(定点当たり317.44)、愛媛県(261.77)、三重県(261.38)などの報告が多かった。 |
咽頭結膜熱 定点からの年間報告数は20,295例(定点当たり年間報告数6.81)であり、性別では男性10,934例(54%)、女性9,361例(46%)であった。年齢別では3〜4歳をピークとし、1〜6歳に多くみられた。時期的には30週(7月下旬)をピークとし、夏季に多くみられた。都道府県別では和歌山県(定点当たり29.84)、徳島県(22.91)、愛媛県(19.72)などの報告が多かった。 |
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 定点からの年間報告数は158,143例(定点当たり年間報告数53.10)であり、性別では男性85,595例(54%)、女性72,548例(46%)であった。年齢別では5歳をピークとし、その前後の年齢に多くみられた。時期的には5月下旬〜6月中旬と12月上〜中旬に2つのピークがあり、夏季には少ない傾向がみられた。都道府県別では鳥取県(定点当たり251.79)、宮崎県(109.81)、新潟県(102.97)などの報告が多かった。 |
感染性胃腸炎 定点からの年間報告数は886,174例(定点当たり年間報告数297.57)であり、性別では男性467,293例(53%)、女性418,881例(47%)であった。年齢別では1歳をピークとし、0〜5歳に多くみられた。時期的には3月上〜中旬と12月中〜下旬に2つのピークがあり、夏季の後半〜秋季の前半にかけてない傾向がみられた。都道府県別では鳥取県(定点当たり583.74)、福井県(562.52)、宮崎県(551.41)などの報告が多かった。 |
水痘 定点からの年間報告数は275,036例(定点当たり年間報告数92.36)であり、性別では男性144,307例(52%)、女性130,729例(48%)であった。年齢別では1〜4歳に多く、1歳にピークがみられた。時期的には年末年始と5月頃にピークがあり、夏季の後半〜秋季の前半にかけて減少する傾向がみられた。都道府県別では山形県(定点当たり146.14)、宮崎県(141.65)、新潟県(137.05)などの報告が多かった。 |
手足口病 定点からの年間報告数は205,365例(定点当たり年間報告数68.96)であり、性別では男性112,456例(55%)、女性92,909例(45%)であった。年齢別では1歳をピークとし、1〜5歳に多くみられた。時期的には夏季に多くみられ、28週(7月中旬)にピークを形成し、冬季に少ない傾向がみられた。都道府県別では佐賀県(定点当たり170.78)、熊本県(167.04)、山形県(147.21)などの報告が多かった。 |
伝染性紅斑 定点からの年間報告数は34,253例(定点当たり年間報告数11.50)で、性別では男性17,060(50%)、女性17,193(50%)であった。年齢別では5歳をピークとし、3〜7歳に多くみられた。時期的には5〜7月に多く、年末年始にもなだらかなピークがみられた。都道府県別では山形県(定点当たり28.72)、宮城県(25.23)、長野県(22.18)などの報告が多かった。 |
突発性発疹 定点からの年間報告数は126,785例(定点当たり年間報告数42.57)であり、性別では男性65,467例(52%)、女性61,318例(48%)であった。年齢別では6〜12ヶ月未満をピークとし、他はほとんどその前後の年齢であった。時期的には5〜9月にやや多い傾向がみられた。都道府県別では佐賀県(定点当たり82.78)、大分県(65.56)、宮崎県(64.73)などの報告が多かった。 |
百日咳 定点からの年間報告数は3,804例(定点当たり年間報告数1.28)で、性別では男性1,858(49%)、女性1,946(51%)であった。年齢別では6〜12ヶ月未満、6ヶ月未満などに多い傾向がみられた。時期的には4〜9月にやや多い傾向がみられた。都道府県別では大分県(定点当たり3.50)、鹿児島県(2.73)、新潟県(2.55)などの報告が多かった。 |
風疹 定点からの年間報告数は3,123例(定点当たり年間報告数1.05)であり、性別では男性1,656例(53%)、女性1,467例(47%)であった。年齢別では1歳をピークとし、0〜7歳が全体の76%を占めた。時期的には4〜6月にやや多くみられた。都道府県別では宮崎県(定点当たり8.32)、千葉県(2.48)、滋賀県(1.97)などの報告が多かった。 |
ヘルパンギーナ 定点からの年間報告数は147,275例(定点当たり年間報告数49.45)で、性別では男性76,935(52%)、女性70,340(48%)であった。年齢別では1歳をピークとし、次いで2歳、3歳に多くみられた。時期的には6〜8月に多く、28週(7月中旬)にピークがみられた。都道府県別では宮城県(定点当たり101.26)、新潟県(95.58)、福島県(92.47)などの報告が多かった。 |
麻疹(成人麻疹を除く) 定点からの年間報告数は22,552例(定点当たり年間報告数7.57)であり、性別では男性12,327例(55%)、女性10,225例(45%)であった。年齢別では1歳をピークとし、その前後の年齢に多くみられた。時期的には春季になだらかなピークがみられた。都道府県別では高知県(定点当たり27.35)、香川県(27.09)、奈良県(26.79)などの報告が多かった。 |
流行性耳下腺炎 定点からの年間報告数は132,877例(定点当たり年間報告数44.62)であり、性別では男性71,430例(54%)、女性61,447例(46%)であった。年齢別では4〜5歳にピークがみられた。時期的には7月にも多少みられたが、12月に最も多くみられた。都道府県別では熊本県(定点当たり108.27)、山口県(104.27)、群馬県(89.44)などの報告が多かった。 |
急性出血性結膜炎 定点からの年間報告数は1,430例(定点当たり年間報告数2.29)であり、性別では男性692例(48%)、女性738例(52%)であった。年齢別では10歳未満に多く、次いで30歳代、20歳代に多くみられた。時期的には特別な傾向を認めなかった。都道府県別では長崎県(定点当たり30.75)、長野県(5.20)、山口県(4.56)などの報告が多かった。 |
流行性角結膜炎 定点からの年間報告数は40,873例(定点当たり年間報告数65.40)であり、性別では男性20,811例(51%)、女性20,062例(49%)であった。年齢別では10歳未満に最も多く、次いで30歳代、20歳代に多くみられた。時期的には7〜9月にやや多い傾向がみられた。都道府県別では茨城県(定点当たり186.63)、宮崎県(137.25)、長崎県(126.38)などの報告が多かった。 |
急性脳炎(日本脳炎を除く) 定点からの年間報告数は149例(定点当たり年間報告数0.32)であり、性別では男性81例(54%)、女性68例(46%)であった。年齢別では1〜4歳をピークとし、0〜9歳に多くみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では栃木県(定点当たり1.33)、沖縄県(1.14)、福井県(1.00)などの報告が多かった。 |
細菌性髄膜炎 定点からの年間報告数は256例(定点当たり年間報告数0.56)であり、性別では男性148例(58%)、女性108例(42%)であった。年齢別では0〜4歳が多く、59%を占めていた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では沖縄県(定点当たり1.86)、佐賀県(1.80)、栃木県(1.67)などの報告が多かった。 |
無菌性髄膜炎 定点からの年間報告数は1,873例(定点当たり年間報告数4.08)であり、性別では男性1,159例(62%)、女性714例(38%)であった。年齢別では0〜9歳が多く、全体の74%を占めていた。時期的には夏季に多く、30週(7月下旬)にピークがみられた。都道府県別では鳥取県(定点当たり22.20)、滋賀県(17.67)、熊本県(15.67)などの報告が多かった。 |
マイコプラズマ肺炎 定点からの年間報告数は2,090例(定点当たり年間報告数4.55)であり、性別では男性947例(45%)、女性1,143例(55%)であった。年齢別では5〜9歳、1〜4歳、10〜14歳などに多くみられた。時期的には秋から漸増し、10月下旬から12月中〜下旬にかけて最も多くみられた。都道府県別では宮城県(定点当たり26.64)、秋田県(17.71)、沖縄県(15.71)などの報告が多かった。 |
クラミジア肺炎(オウム病を除く) 定点からの年間報告数は178例(定点当たり年間報告数0.39例)であり、性別では男性103例(58%)、女性75例(42%)であった。年齢別では0〜9歳と65歳以上に多くみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では宮城県(定点当たり6.00)、山口県(2.50)、岡山県(1.60)などの報告が多かった。 |
成人麻疹 定点からの年間報告数は426例(定点当たり年間報告数0.93)であり、性別では男性213例(50%)、女性213例(50%)であった。年齢別では20〜24歳、15〜19歳、25〜29歳の順に多くみられた。時期的には5〜7月にかけて多くみられ、その後減少したが、年末には再び増加がみられた。都道府県別では神奈川県(定点当たり7.00)、東京都(4.80)、和歌山県(2.70)などの報告が多かった。 |
性器クラミジア感染症 定点からの年間報告数は37,028例(定点当たり年間報告数41.28)であり、性別では男性15,856例(43%)、女性21,172例(57%)であった。年齢別では20〜24歳、25〜29歳、15〜19歳の順に多くみられた。時期的には6〜11月にやや多い傾向がみられた。都道府県別では福岡県(定点当たり75.42)、熊本県(74.43)、群馬県(72.48)などの報告が多かった。 |
性器ヘルペスウイルス感染症 定点からの年間報告数は8,946例(定点当たり年間報告数9.97)であり、性別では男性3,907例(44%)、女性5,039例(56%)であった。年齢別では25〜29歳、20〜24歳、30〜34歳の順に多くみられた。時期的には夏季にやや多い傾向がみられた。都道府県別では大阪府(定点当たり31.33)、東京都(27.03)、熊本県(23.07)などの報告が多かった。 |
尖形コンジローム 定点からの年間報告数は4,553例(定点当たり年間報告数5.08)であり、性別では男性2,511例(55%)、女性2,042例(45%)であった。年齢別では20〜24歳、25〜29歳、15〜19歳の順に多くみられた。時期的には夏季にやや多い傾向がみられた。都道府県別では東京都(定点当たり14.82)、大阪府(10.57)、富山県(9.43)などの報告が多かった。 |
淋菌感染症 定点からの年間報告数は16,926例(定点当たり年間報告数18.87)であり、性別では男性14,196例(84%)、女性2,730例(16%)で、男性に多くみられた。年齢別では20〜24歳、25〜29歳、30〜34歳の順に多くみられた。時期的には夏〜秋季にやや多い傾向がみられた。都道府県別では福岡県(60.92)、大阪府(定点当たり53.96)、熊本県(34.57)などの報告が多かった。 |
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 定点からの年間報告数は18,013例(定点当たり年間報告数39.42)であり、性別では男性11,349例(63%)、女性6,664例(37%)であった。年齢別では0歳に多く、それ以降の年齢では少なくなったが、45〜49歳より年齢とともに再び増加し、70歳以上が全体の53%を占めた。時期的には8月に最も多くみられた。都道府県別では高知県(定点当たり99.57)、三重県(83.89)、島根県(83.71)などの報告が多かった。 |
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 定点からの年間報告数は4,321例(定点当たり年間報告数9.46)であり、性別では男性2,540例(59%)、女性1,781例(41%)であった。年齢別では0歳、1〜4歳、および高齢者に多くみられた。時期的には5月に多く、8〜9月にかけて減少し、年末にかけて再び増加がみられた。都道府県別では千葉県(定点当たり90.75)、宮城県(30.42)、山口県(29.83)などの報告が多かった。 |
薬剤耐性緑膿菌感染症 定点からの年間報告数は555例(定点当たり年間報告数1.21)であり、性別では男性364例(66%)、女性191例(34%)であった。年齢別では45〜49歳より年齢とともに増加し、70歳以上が全体の52%を占めた。時期的には5〜10月にかけて月毎に増加する傾向がみられた。都道府県別では高知県(定点当たり5.43)、広島県(4.65)、宮崎県(3.57)などの報告が多かった。 |