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発生動向総覧 ◆全数報告の感染症
全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。
小児科定点報告疾患:咽頭結膜熱の定点当たり報告数は第25週に過去10年間の全ての週と比較して最高値となった後、第29週まで最高値を更新し続けた。その後、第40週の微増を除き、減少を続けたが、第43週から再び微増している。都道府県別では福井県(0.8)、徳島県(0.5)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は第23週から減少し続けた後、第35週からは増加傾向が認められ、第45週も増加した。都道府県別では山形県(2.1)、北海道(1.9)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は第12週から減少傾向が続いた後、第31週からはほぼ横ばいで推移したが、第43週から微増している。都道府県別では愛媛県(6.8)、福井県(6.3)が多い。水痘の定点当たり報告数は増加し、都道府県別では福井県(3.1)、宮城県(2.2)が多い。手足口病の定点当たり報告数は第20週から第29週まで緩やかに増加した後、第32週までほぼ横ばいで推移した。第33週に微減したが、その後再びほぼ横ばいで推移している。過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してやや多く、都道府県別では宮崎県(6.8)、福井県 (4.0)が多い。風しんの定点当たり報告数は前週とほとんど同値で、都道府県別では13都道府 県から報告があったが、いずれも0.1未満であった。麻しんの定点当たり報告数は前週とほとんど同値で、第1週から継続して、過去10年間の当該週と比較して最低値を示している。4都道府県から報告があったが、定点当たり報告数はいずれも0.1未満であった。RSウイルス感染症はゼロ報告を含めて32都道府県から報告がなされ、報告数は合計151例であった。
基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は増加し、都道府県別では岡山県(2.2)が多い。 |
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