| |||
|
|||||||||||||||||||||||||||
発生動向総覧
|
1類感染症: | 報告なし | ||||||||||
2類感染症: | 結核 177例 | ||||||||||
3類感染症: | 細菌性赤痢13例(感染地域:秋田県1例、千葉県1例、愛知県1例、フィリピン3例、インドネシア2例、エジプト2例、インド1例、ベトナム/ラオス1例、エジプト/サウジアラビア1例) 腸管出血性大腸菌感染症46例(うち有症者41例、HUSなし)
腸チフス1例(感染地域:ペルー) パラチフス1例(感染地域:インド/香港) |
||||||||||
4類感染症: | A型肝炎5例(感染地域:石川県2例、東京都1例、兵庫県1例、パプアニューギニア1例) オウム病1例(感染地域:茨城県.感染源:インコ) つつが虫病1例(感染地域:群馬県) デング熱1例(感染地域:インドネシア)
|
||||||||||
5類感染症: |
髄膜炎菌性髄膜炎1例(感染地域:国内) 梅毒9例(早期顕症I期4例、早期顕症II期3例、晩期顕症1例、無症候1例) 破傷風2例(40代1例、80代1例) バンコマイシン耐性腸球菌感染症2例(ともに遺伝子型:不明_菌検出検体:尿) (補)他にアメーバ赤痢1例の報告があったが削除予定。また報告遅れとして、オウム病1例(感染地域:静岡県.感染源:ハト)、急性脳炎1例(A型インフルエンザウイルス.40代)、劇症型溶血性レンサ球菌感染症4例(50代1例、60代1例、70代1例、80代1例.うち死亡2例)などの報告があった。 |
◆定点把握の対象となる5類感染症(週報対象のもの)
全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000カ所)、眼科定点(約600カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。
インフルエンザ:定点当たり報告数は第12週以降減少が続いているが、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してかなり多い。都道府県別では秋田県(8.4)、沖縄県(6.9)、岩手県(5.7)、北海道(4.8)、山形県(4.0)が多い。
小児科定点報告疾患:RSウイルス感染症は233例の報告があり、報告数は減少した。年齢別では、1歳以下の報告数が全体の約69%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では富山県(1.14)、島根県(1.04)、山口県(1.00)、広島県(0.94)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期と比較してやや多い状態である。都道府県別では富山県(5.1)、鳥取県(4.1)、山口県(3.7)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期と比較してやや多い状態である。都道府県別では大分県(14.4)、福井県(12.5)、宮崎県(11.3)、三重県(11.3)が多い。水痘の定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期と比較してやや多い状態である。都道府県別では福井県(5.0)、富山県(4.9)、宮崎県(4.7)が多い。手足口病の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では熊本県(1.94)、佐賀県(1.74)、鹿児島県(0.98)が多い。伝染性紅斑の定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期と比較してかなり多い状態である。都道府県別では富山県(2.7)、石川県(2.7)、栃木県(1.6)が多い。百日咳の定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期と比較してやや多い状態である。都道府県別では千葉県(0.15)、栃木県(0.11)、長崎県(0.07)が多い。風しんの報告数は微増した。都道府県別では東京都4例、千葉県2例、宮城県、茨城県、埼玉県、神奈川県、大阪府、兵庫県から各1例の報告であった。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は増加した。都道府県別では広島県(0.56)、島根県(0.52)、長崎県(0.52)が多い。麻しんの報告数は増加し、26都道府県から214例の報告があった。都道府県別では千葉県56例、埼玉県35例、東京都31例、神奈川県22例、北海道、大阪府各10例、山梨県7例、栃木県6例、長野県5例、宮城県4例、茨城県、群馬県、鹿児島県各3例が多い。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では新潟県(1.9)、秋田県(1.9)、高知県(1.7)が多い。
基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期と比較してかなり多い状態である。都道府県別では沖縄県(3.6)、栃木県(2.3)、福島県(2.1)が多い。成人麻しんの報告数は53例と増加した。東京都19例、宮城県6例、埼玉県、千葉県、島根県から各4例、北海道、山梨県から各3例、山形県、神奈川県から各2例、茨城県、富山県、石川県、兵庫県、和歌山県、大分県から各1例の報告があった。
◆ 麻しん
→ 麻しんの流行がみられたため、速報として公開しました。記事へ
Copyright ©2004 Infectious Disease Surveillance Center All Rights Reserved. |